絶望と希望をくりかえし、愛は巡っていく。

僕はstand.fmというラジオ配信アプリ（アカウントはこちら）でメンバーシップをやっているのですが、「次の収録はどんな内容にしようかぁ〜、メンバーの皆さんに何を伝えようかなぁ」と考えていて、最終的に出てきた言葉があります。

今日の記事ではその時に残したメモを引用しながら、僕が今想っていることについて文章にしたいと思います。

僕が残したメモ

さっそくですが、僕がメンバーシップの収録で届けたいメッセージを整理していた時に、残したメモがこちらです。※2022年7月24日(日)

僕が届けたいメッセージ

上のメモに載っけたリンクは、母親が生前書いていた日記（キャンサーペアレンツという子供をもつがん患者専用のサイト）です。僕はそれを読み返しながら、自分の中からいくつかの言葉が湧き上がってきました。

まず「希望と絶望を繰り返しながら、愛が巡っていく」ということ、そしてそれこそが「人が生きる＝人生」であるということです。さらにメモの最後には次のような文章を残しました。

あなたが信じたいものを、信じる。誰にも言わなくたって良いから、大切にそっと胸に仕舞っているだけでも良いから、それを信じて生きていこう。そうしたら「絶望」もいつしか希望に変わる。「希望」は信じたいものをもっと強くしてくれる。そうして愛は巡っていき、あなたが生きた証になる。

母親の日記を読みながら、こういう言葉や表現にたどり着くとは思っていませんでした。というのも、「希望」や「絶望」という言葉は、なんだか表面的な感じがしてしまって、特に「絶望が希望に変わる！」なんていう表現はあんまり信じられないと、僕自身が思っていたからです。

でも僕は母親の日記を改めて読んでみて、母親がどれだけ絶望をしてきたか、そしてどれだけ希望を持って生きてきたか、ものすごく痛感しました。本当に苦しかったと思うけれど、その分本当に幸せだったと思うし、逆に幸せを感じられたからこそ、死んでしまうことを受け入れるのは大変辛かったと思います。

だから「絶望」という言葉と、「希望」という言葉が、僕にとってはすっごく厚みのある言葉として、スーッと入ってきた感じがしてるんです。stand.fmのメンバーシップの最後の収録では、このあたりについて自分の想いを込めながら話したいと思っています（ゆくゆくは別の場所でも話す予定です！）。

さいごに…

僕はカフェで母の日記を読んでいたら、気づいたら涙が溢れてきたのですが、その時の気持ちは「悲しい」ではなく「あぁ、良かったなぁ」というものでした。なぜなら、家族みんなでたくさん絶望したし、家族みんなでたくさん希望を持ったし、でもだからこそ母親は幸せな最期を迎えられたのだと、改めて感じることができからです。

こうして絶望と希望を行ったり来たりしながら、僕たち家族は「それぞれが信じたいもの」を見つけていったんだと思います。だから僕は、今自分が信じていることをもっとたくさん表現していく、そう決めました。

母親とも約束したことがあるから、それを叶えるために今日も少しずつ前に進んでいきます。