縁とはなにか?イタリアンシェフの心にある情熱が素敵な縁をたぐり寄せる

今回のテーマは「縁とはなにか?」です。

みなさんも人間関係における縁について、一度は思いをめぐらせたこともあると思います。

このテーマで記事を書こうと思ったのは、先日zoomで対話をしたイタリアンシェフとの出会いがあったからでした。

その対話を通して僕自身がたくさんの気づきを得られたので、それをまとめていきたいと思います(対話のお相手からは許可をいただいています)。

ちなみに、そのシェフの方は以下のモニター募集からご連絡をくださいました。

ひで

毎回とても楽しい対話の時間を過ごさせてもらっています!

それでは本題に入っていきます!

目次

縁という不思議なもの

今回お話をしたお相手は「イタリアンシェフ」の方でした。この道30年以上のプロフェッショナルです。

僕はこの業界の方と深く対話をするという機会が今までなかったので、とても楽しみにしていました。

さて、そのシェフの方(これ以降はMさんとお呼びします)から、「ひでくんって縁ってなんだと思う?」という問いかけがありました。

そこから対話の旅がはじまったわけですが、まず僕はMさんがどんな縁に出会ってきたのかを聞いてみることにしました。

すると、「自分のお客さんからお誘いがあって、地域活性のお仕事をやったことがあるんだよね」とか、「ちょっとFacebookで料理の仕事をやりたいと呟いたら、ちょうどそのタイミングで人を探している人から声がかかったりね」とか、ここでは書ききれないほどの“不思議な縁”と呼べるものがあったんです。

僕はこのお話を聞いて、率直にすごいなぁと思ったわけですが、どうにもこうにも説明のつかない“不思議な縁”を、いったいどのようにして探求していこうかと、そんなワクワクした気持ちになったんです。

ひで

さてここからは、「縁とはなにか」という具体的な話に入ります!

縁とはなにか?良い縁と悪い縁

みなさんも過去に思いを巡らせてみると、「あの時に○○さんと出会ったタイミングはすごかったなぁ」とか、「あの人が声をかけてくれなかった今の自分はないなぁ」みたいな“良い縁”ってあると思います。

逆にいえば、「この流れでこんなことになっちゃうのかよ、、、」みたいな、まったく想像もしていなかった“悪い縁”みたいなこともあるかもしれません。

ちなみに、僕は「良い/悪い」というどちらか一方で判断することはしたくありません(笑)
ただ、今回の「縁」という話をわかりやすくするために、“良い縁”と“悪い縁”という書き方で進めていきますね。

まぁ要するに、人それぞれに「そんなタイミングでこれくるか!」的なことが、結構あるということです。

今回お話しさせていただいたMさんも、先ほど書いたようなことがあったり、それ以外にもいくつか「縁」と呼べるものがあったと話していました。

さて、じゃあその縁っていったいなんなのでしょうか?

僕とMさんはその答えのない問いを深めていく対話をしたわけですが、これがまぁ面白いこと!笑

そこで話したことすべてを書きたいくらいですが、結局のところどのような落としどころになったかというと、こんな感じです。

・過去の集積が「今」という世界の行動を決めている
・特に親や家族から受けた影響が大きい
・それらの総合値によっていわゆる「縁」につながる
・その縁は自分でどうこう左右できるものでもない

ざっとですが、このようにまとまりました。

これを一言にまとめてしまえば、「今に至るまでの全ての過去が“良い縁”も“悪い縁も”決めていて、それらは自分の力で左右できるようなものでもない」ということです。

ひで

さて、Mさんとの対話のなかで出てきた「縁」について、もう少し深堀りしていきますね!

不思議な縁の存在

もしかすると皆さんの頭の中に、「縁って自分の力で左右できないの?」という疑問があるかもしれません。

これに関していえば、「今に至るまでのすべての過去」が今の行動を決めるわけですから、「縁」も決まっているということになります。

ただ、どうやらこの世界にはどうしても説明のつかない“不思議な縁”というものが存在していて、みなさんの中にも経験されたことがある方もいるはずです。

Mさんの件でいえば、「ふとFacebookに自分の気持ちを投稿しなかったら、その人とは繋がっていなくて、今のお仕事はなかった」ということになります。

もし、MさんがFacebookに投稿しなかったら、いやもっと言えば、投稿の時間が30分だけズレていたら、“不思議な縁”は生まれていなかったということになりますよね。そうすると、「縁は自分の力で左右している」とも言える気がしてきます。

しかし、僕とMさんは対話をするなかで、もはやその行動すらも過去の経験によって決まっているという見方もできるのではないか、という点に至りました。

ひで

それを説明するために、Mさんの過去についてのお話をご紹介していきたいと思います!

Mさんの根底にある想い

実はMさんがシェフになった一番のきっかけは、Mさんの母親の存在が大きかったようです。

幼い頃から母親の料理をしているそばに行って真似てみたり、一緒に作ってみたりしていたんだとか。Mさんも「母親が作る姿を覚えているし、その料理がとっても好きだった」という話をしていました。

その後Mさんは「シェフになる」という夢をかなえて、仕事に没入するようになっていったそうです。

しかし、Mさんが30代の頃にお母さまが亡くなられてしまったと話していました。

詳細な話は省きますが、Mさんは「一度で良いから自分の料理を食べさせたかった。パスタのひとつも作ってあげられなかった」と、かなりの後悔をされていたんです。

実はあまりにも仕事が忙しくて、実家に帰って料理を振舞うということが出来ていなかったそうです。

この経験から、Mさんの心の中にはこんな気持ちが生まれたそうです。

もしかしたら目の前のお客さんは、僕が作った料理が最後に食べるものになるかもしれない。だからこそ情熱を込めるんだ。

Mさんは自分の母親に手料理を食べさせてあげられなかった経験から、だったら目の前のお客さんに感動してもらえるような料理を振る舞おうと思ったということです。

とっても素敵なお話しで、僕も心にグッとくるものがありました。

ひで

さて、最後にこの縁の話をまとめていきます!

自ら素敵な縁をたぐり寄せる

上でご紹介したように、Mさんの心の地下水脈には「情熱」が流れていて、それがMさんの行動のベースにあります。

なので、Facebookで「ちょっと投稿してみようかな」と思い、そしてそれを投稿したタイミングで、偶然とある人の目に入ったというのは、“不思議な縁”どころか、そうなることはもはや決まっていた、と言えるのではないでしょうか。

つまり、もし仮にMさんの心の中にその情熱が流れていないとしたら(例えばお母さまに料理を振舞うことが出来ていたとしたら)、Facebookにはその投稿はしなかったかもしれません。

仮に投稿していたとしても、きっとその投稿時間は多少なりともズレることが想定されていて、そうするとMさんに声をかけた人の目に留まることはなかった可能性が高いです。

これが、今回Mさんとお話しした「縁」の本質なのではないかと思います。

でもだからこそ、「今をどう過ごすか」ということを想いながら生きることはとても大切で、それによって「素敵な縁」を自らたぐり寄せることができるのではないかと、そんなこともお話しさせていただきました。

「縁」は作るものではなく自らたぐり寄せるもの、これは僕にとってすごく嬉しい発見で、喜びがありました(^^)

ここに書ききれないことが、まだまだたくさんあるくらい、とっても楽しい対話の時間を過ごさせていただきました!

ひで

Mさん、ありがとうございました!またお話ししましょー!

今回の記事のまとめ

最後までお読みいただきありがとうございました!

今回は「縁」というテーマについて、とあるひとつの見方についてお話しさせていただきました。

Mさんとの対話を通して発見できたことは溢れていますが、「縁」についてはこれ以外にも様々な見方があると思います。

僕はこの対話から得られたことをもとに、さらなる思考の旅へ進んでいきたいです。

対話をされたい方は以下から予約をお願いします!

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