家族との関係性が対人関係のベースになる
今までの人生の苦悩を振り返ってみると、結局は「人間関係」が原因であることは多く、それらを通してたくさん苦しんだし、たくさん成長してきたなぁと思います。
しかし、よくよく観察してみると、「自分と合わない友達とめちゃくちゃ仲良い人」もいるわけです。そう思うと、悩みが生まれる時って、「自分の中の何かに反応している」ということがわかってきます。
この点に関して、今回は家族との関係性から話していきたいと思います!
家族との関係性が対人関係のベースになる
僕らはオギャーと生まれた瞬間から、ある程度大きくなるまでは親や祖父母、親戚といった大人たちに囲まれて育つことになります。
もちろん友達や学校の先生という存在もありますが、「家族」と呼ばれる関係性の人たちと過ごす時間が、圧倒的に多いわけです。
中でも、「親」という存在は非常に密接にかかわっていて、「親」とどのように関係性を築いてきたかが、その先の対人関係のベースを作っていることはほぼ間違いありません。
ここからは「親」に絞って話を進めていきたいと思います。
親との関係性によって価値観が形成される
「親」という言葉自体も、色々な定義ができると思いますが、今読んでくださっているみなさんは、ご自身にとって「親」と呼べる存在のことをイメージしていただければと思います。
さて、早速ですが、ひとつ質問があります。
仮にですが、「あなたが学校のテストで0点を取ったことを親に報告した時」に、みなさんの「親」はどのような反応をするでしょうか?
きっと「たくさん怒られるだろうなぁ」と想像する人もいれば、「まったく何も言われないだろうなぁ」と想像する人もいるかと思います。
例えば、こんな具合に。
Aさんの親「え、、?0点なの?なんでそんなことになっちゃったのさ。ちゃんと反省しなさいね。」
Bさんの親「ハハハッ!お前0点取るとか天才やな!全部勘で答えても10点は取れるだろ!笑」
Cさんの親「へー0点なんだ〜。ところで今日の晩ご飯なにがいい?」
Dさんの親「この馬鹿者!0点なんて家族の恥だぞ!」
この4人のパターンは僕が勝手に考えただけですが、実際にはもっと様々な反応があるはずです。
そしてここで大事なのは、「たったの数秒のやり取りだけでも、ここまで違う反応をする」ということです。
そしてこの時、Aさん〜Dさんの心境はまるで正反対のものになります。
例えばこんな感じになりそうです。
Aさんの心境(あぁ、やっちまった。ちゃんと反省して次はもっと頑張らないと…)
Bさんの心境(ガハハ!俺ってやっぱ天才なんかなww勉強は諦めてスポーツだけ頑張ろうっと)
Cさんの心境(あ、別に0点とっても良いんだ。良かった〜。とりあえずゲームでもやろうかなぁ)
Dさんの心境(わたしって、ほんとダメなやつ。。勉強できないってことはわたしには価値がないよね)
このように、「学校のテストで0点を取ったことを親に報告する」という、日常の中のほんのわずかなシーンを切り取るだけでも、ここまで心境に違いが生まれてきます。
これは意外と見過ごされがちですが、「親との普段の何気ない会話」によって、僕らの心の中には様々なものがうごめき、そして価値観が形成されていくということなんです。
今回の記事のまとめ
上の例は、「あくまで一例」であって、大人になるまでに無数のやりとりを重ねていて、その都度心に生まれる感情や想いがあり、価値観が作られていくわけです。
このように考えてみると、「人間関係における悩み」というのも、親とのやりとりがベースになっていると言うことができます。
というのも、「人間関係における悩み」は、「自分が大切にしたい価値観」や「自分が嫌だと思っている価値観」をベースにして生まれてくるからです。
今回はこのへんで!
最後までお読みいただきありがとうございました!